ペレットストーブのプランニング
シングル煙突と二重断熱煙突の違い
シングル煙突はコストパフォーマンスに優れていますが、外気温に大きく影響されやすいため煙突内で温度が下がり、煤がたまりやすくなります。
二重断熱煙突は外気温の」影響をほとんど受けず高温状態を維持することができるため、頻繁なメンテナンスを回避することができます。
煙突立ち上げの重要性
ペレットストーブは、煙突が短いと火の粉を飛ぶ可能性があるため、最低1m以上の立ち上げが必要です。
給排気の方式の違い
FE式
燃焼室が半密閉タイプの自然吸気・強制排気システムです。
室内より燃焼用空気を取り込み、排気はファンを使用して強制的に野外に出します。
室内の暖かい空気を燃焼に使用するため燃焼効率が高く、海外製のペレットストーブはほとんどがこのタイプです。
FF式
燃焼室が室内と完全に区切られる完全密閉タイプの強制給排気システムです。
壁の貫通部分に給排気筒を設置し、吸気と排気を強制的に行います。
薪ストーブの外気導入と同じく負圧に左右されにくいため高気密住宅に好まれます。国産のペレットストーブに多いタイプです。
CF式
燃焼室が半密閉タイプ自然給排気システムです。
薪ストーブと同様に電気を使用せず、煙突のドラフト(上昇気流)を利用して給排気を行います。
ドラフトをしっかり確保することが重要なため、煙突は最低4m以上、または屋根まで立ち上げることが基本です。