軽井沢町の別荘で薪ストーブ&煙突掃除に行きました。②

軽井沢町の別荘にて「薪ストーブの火入れをしたところ室内に煙が漏れ出して炊くことができない」というご相談をいただき点検・清掃作業にお伺いしました。
寒冷地である軽井沢の薪ストーブシーズンがいよいよ本格化する中シーズン最初の火入れで煙が逆流してしまうと大変困ってしまいます。
現場点検:煙漏れと室内煤けの原因
現地に到着しまずは薪ストーブ本体と煙突の状態を確認しました。
ドアガラスは煤で真っ黒に汚れ炉内全体にもびっしりと黒い煤が付着していました。
お話を伺い薪を確認したところまだ十分に乾燥していない「未乾燥の薪」をご使用されていたことが判明しました。
薪が湿っていると燃焼時の熱が水分の蒸発に使われてしまい炉内および煙突内の温度が上がりません。
煙突が温まらないため煙を押し出すドラフト」が弱まります。
さらに未燃焼のガスが冷やされ煙突内部や炉内に頑固なタールや煤として付着します。
排気経路が煤で狭まりドラフトも効かない状態になることで行き場を失った煙がドアの隙間や空気取入口から室内に漏れ出してしまいます。
原因が確定したため排気ラインの開通と本体のコンディション調整を行いました。
煙突内部およびトップ部分に溜まった大量の煤とタールを徹底的に除去します。
清掃後煙突の先端まで煙突がしっかり貫通し十分な排気スペースが確保されたことを確認しました。
真っ黒になっていたドアガラスを専用のクリーナーと灰を活用して磨き上げ透明な状態に戻しました。
炉内の不要な煤や灰も取り除きます。
ドアの気密性を保つガスケットの劣化状況や空気調整ダンパーの動きに問題がないかを細かく点検・調整しました。
作業終了後今後の安全で快適な薪ストーブライフのために以下のポイントをレクチャーさせていただきました。
薪ストーブの性能を発揮し煙道火災を防ぐための最も重要な条件は「しっかり乾燥した薪を使うこと」です。
割ってから1〜2年程度乾燥させ含水率が20%以下になった薪を使用するようお願いいたしました。
特に軽井沢のような寒冷地の別荘ではシーズン始めや長期間使用していなかった場合は煙突内が冷え切って冷たい空気が降りてきている(下向きの気流が発生している)ことがあります。
太い薪を下に敷きその上に中割りの薪一番上に細い付け木や着火剤をセットして「上から火をつける」方法を実演解説しました。
上部で素早く強い火を作ることで煙突が素早く温まり強力なドラフトが速やかに発生して煙の逆流を防ぎます。
作業完了後実際に乾燥した薪とトップダウン着火法でテスト炊きを実施。
煙幕のように漏れていた煙は一切出なくなりドラフトに引かれてスムーズに煙突へ吸い込まれていきました。
ガラス越しにきれいに揺らめく炎をご覧になりお施主様にも大変安心していただけました。
「火つきが悪い」「煙が室内に戻ってくる」「ガラスがすぐ真っ黒になる」といった症状は煙突の詰まりや薪の乾燥不足サインです。
放置すると煙道火災の危険も高まりますのでシーズン前後の定期的なメンテナンスと正しい操作をおすすめいたします。
軽井沢町および周辺地域での薪ストーブの煙突掃除・点検・お困りごとは、どうぞお気軽にご相談ください!

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