薪ストーブ Travis Industries

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アメリカ、ウェスト/ノースウェストコーストカルチャー(文化)
新しいカルチャー(文化)の多くはアメリカ西海岸、ウエスト/ノースウエストコーストから始まる・・・こう語った文化研究学者がいました。
スケートボード、マウンテンバイクやビーチバレーといった遊び心たっぷりのスポーツ、映画産業やポップカルチャー、数々のアヴァンギャルド・バンドを生み出すことになるミュージック・シーン、スタインベックはじめ多くの小説家が誕生した土地・・・

カリフォルニアの太陽と北部ウエストコーストのクールな海風が織り成すこの場所には独特の文化が築かれてきました。
トラビス・インダストリーズがあるシアトル/ムキルテオにはマイクロソフト社、ボーイング社があります。
アマゾンもここでスタート。
スターバックスはこの地に1号店を開きました。
またウエスト/ノースウエストコーストは文化人が多く、環境に対する意識がすこぶる高い地域として有名です。
一部のエリアでは自治体がアメリカ環境保護庁の定める数値よりもっと厳しい独自の排煙基準を設け環境を守っています。
この特別なエリアで通用する薪ストーブは、2011年に排煙量0.45g/時間という衝撃の数値で登場を飾ったトラビス・インダストリーズ社のケープコッドしかありません。
ほどなくケープコッドはウエストコーストだけでなくアメリカ中で売れ始めます。

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トラビス・インダストリーズ社概要
トラビス社は200以上あるアメリカ、ストーブメーカーの中でも5本の指に入る生産規模を誇り、高品質な商品を市場に送り出すメーカーとして知られています。
ワシントン州シアトルから30分ほどのムキルテオという海沿いの自然豊かな町にあり、11エーカー(約44500平米)の土地にヘッドクォーター(本部)・ショールーム・工場を構え、250人以上の従業員が働いています。

そのスタートはアメリカらしい逸話に満ちており、売れないロックミュージシャンだったカート・ルーメンズ氏が、生活のためにと友達に作製したのが、数台の薪ストーブでした。
その後会社を設立、自らデザインしたストーブを商品化、順調にビジネスを展開し、2つのブランドを統合してムキルテオの広大な工場を購入します。
溶接マシーンからレザーカッティングマシーン、空気洗浄システムに至るまで、大型機械が整然と並ぶ様は圧巻です。
材料は勿論、巨大な空気洗浄システムにより、空気でさえ、工場外に排出することなく100%リサイクルする「グリーン(環境に優しい)」な姿勢は対外からも称賛されています。
ゴミ一つ落ちていない「クリーン」なフロアーでは、工員たちが活き活きと作業している姿が見られます。
合理主義のアメリカでは珍しく従業員たちの定着率が高いことでも有名で、ルーメンズ社長は11エーカーのムキルテオの土地を「Home」と呼んでいます。

「Home」の花形は、実に24名からなるR&D(研究、開発)チームで、この会社を特別な存在に高めています。
特に2000年以降は技術革新による成果が次々と評価され、急速に存在感を高めてきました。

ロック・ミュージシャンが苦肉のなか立ち上げた会社が、次々と革新的な技術を世に出し、今やアメリカ・ストーブ業界をリードしています。メイド・イン・アメリカ最後の大物、それがトラビス・インダストリーズです。

受賞歴

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ケープコッド紹介動画

 

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