割れた薪ストーブドアガラスの交換を依頼されました。

ドアガラスを固定しているインチサイズのビスを外そうと試み潤滑油、加熱、衝撃を施しても焼き付いてしまい外せません。
種々試しているうちに折れてしまいました。
最後の手段として折れたネジをドリルで削り直し新規のネジ穴をリタッピングしました。
薪ストーブのビスやボルトは高温に晒されることで激しい焼き付き(かじり)を起こすため取り外しだけでも非常に難易度が高く折れてしまった場合は頭を悩ませる厄介な作業です。
ドリルでの揉み抜きからリタッピング(タップ立て)による再生までは技術と根気により何とか出来ました。
折れ込みボルトの除去(ドリル削り)
難度の高く鋳鉄や耐熱鋼の母材を傷つけずに折れたビスの芯だけを正確にドリルアウトするのは大変な労力が掛かります。

母材のネジ山を完全に潰さずに救出できたのが最大のメリットでした。
リタッピングによるネジ穴の再生
新規にタップを立て直したことで元の強度を確保しつつ新しいビスを受け入れる準備が整います。
今後のための再発防止策は非常に重要です。
再び薪ストーブの高温環境に晒されるため組み付けの際は必ずスレッドコンパウンド(耐熱グリス・アンチシーズ)」をビスのネジ山に塗布します。
次回メンテナンスを行う際の熱による固着・焼き付きを劇的に防ぐことができます。
過酷な状況の中諦めずにリカバリーを成功させ無事にガラス交換が完了し再び安全にストーブが稼働することが出来ます。

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