長野県、東御市の別荘で雨漏りしている煙突修理を依頼されました。

雨漏りの状態が酷く、バケツで雨水を受けていました。
開口部と屋根を点検しましたが応急処置で治せる状態ではなく開口部も狭く既存のルートで薪ストーブを炊き続けるのは火災のリスクが高く現状では修繕が出来ないとお知らせいたしました。
曖昧な応急処置で引き受けて後々火災のリスクを抱えながら薪ストーブを使用する事は重大事故になる恐れがあります。
屋根開口部からの激しい雨漏りと開口寸法の不足は建物にとっても薪ストーブの運用にとっても致命的な危険を孕んでいます。
今回の判断の主な理由
●火災リスク(離隔距離の不足)
開口部が狭いということは煙突外壁から屋根の木枠や野地板などの可燃物までの必要な離隔距離が確保できていない状態です。
低温炭化による火災リスクを残したまま薪ストーブを使用し続けるのは非常に危険です。

●構造材の不具合・腐食の隠蔽防止
バケツで受けるほどの雨漏りの場合すでに野地板や垂木、断熱材が吸水して腐食・シロアリ・カビ等の二次被害を起こしている可能性が高いです。
上からコーキングなどの応急処置をしても内部の腐食を閉じ込めるだけで根本解決になりません。
●雨仕舞いの再施工不能
根本的な解決には周囲の屋根材を剥がし傷んだ下地を木工事で補修した上で正しい寸法の開口枠を作り直して防水紙・フラッシングを施工し直す必要があります。
●オーナー様への提案(根本改修の方向性)
構造材が有り既存ルートを活かすことが出来ないため煙突ルートの変更を提案し安易に応急処置をして後から火災や雨漏り再発が起きれば責任問題にも発展しかねないので理由を明確に伝えて施工主様に大工工事や屋根の吹き替えなどの改修を含めた本格的な再工事を検討されるようなお勧めしました。

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