天井開口部が規定より狭い施工を改善しました。

梁の間を小さく開口して煙突を通し屋根に抜けていますが煙道火災などが起きた際に木製の部分が規定以下の離隔だと炭化する事が有り危険のため出来る範囲で開口部を大きくしロックウールで耐熱処理を施しました。
開口部の拡張とロックウールによる断熱補修は大変重要です。
規定未満の離隔による長期間の低温炭化は見えない部分で進行して突然発火する隠れた木化火災のリスクが高く安全性を高める上で非常に意義のある改善作業です。
より確実に安全性を担保し長期にわたって安心して薪ストーブを使用するため以下の項目をチェックしてみてください。。
施工後の安全チェックポイントは
●空気層(通気口)は確保されているか
ロックウールで隙間を完全に密閉して詰め込みすぎてしまうと煙突からの放熱が逃げず内部に熱がこもってしまう(蓄熱現象)ことがあります。
屋根裏や天井裏の通気性能によりますが理想的には煙突外壁と可燃物の間に空気の層が存在することが望ましいです。
ロックウールをギッシリ詰めるのではなく熱を逃がす通り道を意識して敷設されているか確認してください。

●二重煙突の施工範囲と離隔(壁厚・空気層)
天井貫通部〜屋根抜け部分には必ず断熱二重煙突が使用されていることが前提となります。
一般的に二重煙突であっても、可燃物(木材)からの必要離隔距離が定められています。
開口部を拡げたことでメーカーが指定する最小離隔距離が確保できていること。
●天井化粧板の仕上げ
天井裏のロックウールが自重や振動でズレ落ちたり室内側に露出したりしないよう室内側からは不燃材の化粧板でしっかりと保持・固定されているか確認。
煙道火災が発生した場合煙突内部は1,000℃近くの高温に達します。
今回施したロックウール補修により一時的な受熱耐性は大幅に向上していますが定期的な煙突掃除と定期点検を行うことで火災リスクそのものを極限まで下げることができます。
