長野県長和町、別荘の薪ストーブメンテナンスを行いました。

梅雨空の晴れる日を見計らい長年掃除をしていない壁出し煙突の掃除、薪ストーブも長年使用していますが別荘のため大きな痛みは有りませんが住居の大きさに合わない小型で充分な暖房が得られないようです。
別荘でのご利用ということで、使用頻度が限られている分本体の大きな傷みがなかったのは何よりの幸いです。
住居の大きさに合わない小型で十分な暖房が得られないという問題はせっかくの薪ストーブライフの満足度を大きく左右する切実なポイントです。
小型ストーブで暖まらない主な原因は別荘という環境特有の条件も重なりいくつかの要因が絡み合っているいます。
①基礎熱量の不足: 建物の容積(天井の高さや床面積)に対してストーブの定格出力が単純に足りていない状態。
②別荘特有の冷え込み: 常に暖められている常住住宅とは異なり別荘は冷え切った壁や床家具を一から暖める必要があります。
小型ストーブだと建物自体が熱を蓄える(蓄熱する)前に薪が燃え尽きてしまいいつまでも部屋が寒く感じられます。
③壁出し煙突の引き(ドラフト)の影響: 横引き(水平部分)がある壁出し煙突はストレートに屋根に抜く煙突に比べてドラフトが弱くなりがちですもし燃焼自体に力強④さが足りないく炎が弱々しい巡航温度に達するのに時間がかかる)場合、出力がさらに落ちている可能性があります。
今後の対策と選択
①運用方法(焚き方)の工夫で乗り切る:現在のストーブのまま少しでも暖房効率を上げる方法は十分に乾燥した薪をしっかりとくべる。
水分の多い薪は温度が上がりらず小型機ほど炉内を常に適正温度に保つ必要があるため太い薪だけでなく中細の薪をこまめに補給して高燃焼を維持します。
小型機は局所的な暖房になりがちのためサーキュレーターの併用し天井付近に溜まる熱をサーキュレーターやファンを使って強制的に足元へ循環させます。
②ストーブのサイズアップ(機種変更)を検討する今後も長くその別荘で冬を過ごされる予定であればやはりワンサイズあるいはツーサイズ上のモデルへの入れ替えが最も根本的で確実な解決策になります。
機種選定のポイントはカタログスペック以上の出力を選ぶこと別荘の場合対応面積の目安ジャストではなくワンランク上の出力を持つモデルを選ぶのが鉄則です(冷え切った空間を急速に立ち上げるパワーが必要)。
針葉樹もガンガン燃やせる頑丈なモデルなど寒冷地や別荘地で手に入りやすい薪(カラマツやナラなど)を気にせず投入できかつ天板で料理も楽しめるような中型〜大型のクリーンバーン機やハイブリッド機などが今後の薪集めのハードルを下げてくれます。
今回は煙突のメンテナンスを無事に終えて排気経路の安全性は確保されています。
