自分で行う、薪ストーブの煙突掃除

自分で行う、薪ストーブの煙突掃除


煙突掃除が安全に出来るようでしたら、自分でやりましょう。高所作業が伴いますから、危険なようでしたら専門業者に依頼してください。

◆自ら掃除することで、薪ストーブを安全に安心して焚けます。
薪ストーブと煙突は火を扱っています、きちんと管理しないと、火災や生命、財産の危険につながります。
・煙突に穴や劣化がないか確認
・煙突に煤や鳥の巣など異物がつまっていないか
・煙突はしっかり固定されているか
などを自身で確認することにより安全・安心が得られます。
◆掃除で出た煤の量により、薪ストーブで薪がどのように燃やされたか燃焼状態を知ることができます。
・湯のみ茶碗1杯程度ですと完全燃焼で効率の良い理想的な燃焼といえます。
・どんぶり1杯程度以上は、薪が不完全燃焼しています。
煤の量は少ないほど、完全燃焼させた証拠で、多いほど不完全燃焼した結果です。
不完全燃焼の原因は、薪の乾燥が充分ではない・燃焼用の空気を絞り過ぎているなどで発生します。
不完全燃焼では、せっかく燃やした薪の熱量を煙や煤となって排出されるだけでなく、煙道火災の原因や近隣トラブル(匂い・煤の飛散)の元になります。
効率の良い完全燃焼で煤を減らすことで
・煙道火災の危険を回避できます。
・薪の燃焼効率が上がり薪の節約
・薪造り作業の低減
・匂いや煤の飛散近などの隣トラブルを減らすなどの効果があります。
◆煙突のどの部分に煤が多くついているかを確認しましょう。
煙突に曲がりを使用している場合は、曲がりの部分に煤が溜まりやすい。
室内と屋外の境部分は、急に冷やされるため煤の付着が多くなります。
部分的に煤が付着し、その他の煙道に煤が付いていなくとも、付着部分でブレーキ掛かり排気がスムーズにできずに煙の逆流やストーブが良く燃えないことがあります。
煙突施工の際に

・曲がりは、なるべく角度の浅い部材を使う。
・シングル煙突は使わないで、室内も二重断熱煙突で施工などでトラブルを少なく出来ます。
煤の溜まり易い部分を認識してストーブシーズン中も常にチェックしましょう。
◆メンテナンス費用の軽減
仮に業者に依頼して年30,000×10年=300,000円、煙突掃除自分ですることにより節約できます。
自分で煙突掃除ができない場合でも、掃除で出た煤の量を見て、より良い薪ストーブの使用法をマスターしましょう。

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