薪ストーブの煤による鋼板屋根の塗装の剥がれ、サビ、腐食について

◆薪ストーブの煤による鋼板屋根の塗装の剥がれ、サビ、腐食について

屋根出し煙突で鋼板屋根の腐食や錆を見掛ける事が有りますが、主な原因は乾燥不十分な薪やエアーコントロールの不適切な事が多いようです。
乾燥していない薪や空気を早く絞ってしまい燻ぶらせた状態で薪ストーブを焚くと多量のクレオソートが発生、排出されます。
クレオソートは酸性物質のため煙突部分はステンレス製で酸に比較的強く塗装が剥がれた位で済みますが鋼板製の屋根材は酸に侵され錆→腐食→屋根に雨水の侵入→雨漏りへと進みます。
屋根材の腐食を気が付かないで放置して置くと雨水が腐食部分から侵入して防水シート(アスファルトシングルなど)のピンホールから野地板へ徐々に浸透して屋根の腐食や雨漏りになります。
大掛かりな屋根工事になる前に早めの補修、原因となるクレオソートを発生させない焚き方をして下さい。

酸に侵され腐食が進行中の屋根材

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